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『くちびるの展会2』延期公演開催のお知らせ(2021.04.30)


日頃よりくちびるの会を応援していただき、ありがとうございます。

感染症拡大防止の観点から2020年5月に中止をした『くちびるの展会2』ですが、2021年7月に延期公演を開催いたします。

2020年当初は、『猛獣のくちづけ』の再演を予定しておりましたが、この1年で、社会の状況は大きく変化し、それに伴い私自身の表現したいものも変化していきました。つきましては、2021年7月開催の『くちびるの展会2』では、全て新作の短編3作を上演いたします。

キャスト・スタッフはそのままに(むしろ増えて)延期公演を行えることになったこと、とてもありがたく思います。

4月30日現在、東京都には緊急事態宣言が発令されております。しかし、へこたれず、かと言って油断もせず、安心・安全な公演にできるよう7月に突き進んでいきたいと思います。

万全に対策をした上で精一杯行いますので、どうぞ、ご期待いただけましたら幸いです。

くちびるの会代表 山本タカ

『くちびるの展会2』

2021年7月9日(金)〜7月19日(月) OFF・OFFシアター


作・演出 山本タカ


再び! くちびるの会が、男だらけの作品展を開催!

2020年5月に予定し中止した『くちびるの展会2』をついに延期開催!

山本タカの新作短編3作上演! 全キャスト、2作品同時出演!

ちっぽけな人間の、ちっぽけな嘆きをわざわざ描く

「慈悲深い低所得者達のアンチテーゼ」3作!

独立独歩の演劇ユニットが、俳優の新たな表情を掘り当てる!

<上演作品>

1)「実家の兄弟」(2人芝居)(上演時間:25分予定)

関東にある、古い一軒家。そこには、成人しても実家に暮らす2人の兄弟がいた。

4リットルの業務用ウイスキィを傾け、海洋生物の生態映像を見ながら、ゆっくりと夜を過ごす兄。

夜勤アルバイトが休みの弟は、リビングにきて、スマートフォンを熱心に操作する。兄は、兄なりの説教をかまし、弟は弟なりの反論をする。気がつけば、話していないことが山ほどある。

「いつから、俺たちはこんなに他人になったのだろうな」

煮こごった間柄とありふれた状況が、哀しくも愛らしい男2人芝居。


2)「喫煙所のエレジー」(3人芝居)(上演時間:30分予定)

東京のどこかにある、オフィスビルの屋外喫煙所。そこにたむろする男3人。

見渡せば他人他人のこの街でも、灰皿を囲めばちょっとした知り合いになれる。

何の変哲もない世間話にも、収入格差は薄い影を落として、卑屈な気持ちを刺激する。

独り身のもの、家族がいるもの、新しい家族ができるもの。彼らは一様にタバコを吸う。

「贅沢みたいになっちまったね、家族持つのも」

ため息まじりの副流煙が説得力を打ち砕く、しっかりできない男たちの3人芝居。


3)「ガム・リムーバー」(上演時間:40分予定)

出演:薄平広樹 堀 晃大 木村圭介 青沼リョウスケ 藤家矢麻刀

池袋にあるビル清掃会社。この、吹けば飛ぶような零細企業は小さなプライドで満ちていた。

領収書を制しながら、足りない人員を探す社長。事務所にポツンと置かれたガム・リムーバー。通称ガムリ。

今は、ガムを噛む人は少なくなったが、昔は大活躍だった掃除用具なのだ。

ガムリ缶の錆が、「不必要なもの」とされてからの時間を物語っている。

社長はガムリ缶を手の平で遊びながら、ひとりごちる。

「次は俺たちの番かもなぁ」

流れる時代に、ぽつんと取り残された気分になっているのは、この男だけではないはずの5人芝居。


※ 「実家の兄弟」・「喫煙所のエレジー」の出演者は、決まり次第お知らせします。

スタッフ

音楽:朝日太一 照明:山本創太、川添真理 音響:中村光彩 

演出助手:佐野七海 舞台監督:赤坂有紀子 音響操作:近藤海人

宣伝美術:平崎絵里 広報:宮原真理

制作・:北澤芙未子、山田紗綾 制作協力:ゴーチ・ブラザーズ、SCARLET LABEL

※公演日程・チケット料金などの詳細は、5月中旬頃にご案内予定です!